セントウルさんのレポートです。

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■RKB毎日放送テレビ(毎週曜日 25:20-25:50)

第87回  2003年9月2日 ゲスト CHAGE&ASKA

第88回  2003年9月8日 ゲスト CHAGE&ASKA

<パーソナリティー>

要:御存じスタレビの根本要さん
B:FM福岡などのパーソナリティとしても活躍されているBUTCHさん


第87回

今回は普段と趣が違います。夜の屋外で、後ろにはバーベキューがずらり。おっ、これはもしかして…。

要:さて、きょうの「LIVEやろうぜ!」はですね、今、7月25日なんですけどね(←時計を見る仕草)、って、時計なんか持ってないんだけどさ(苦笑)、香川県のさぬき市というところにあります、テアトロンの野外ライブの前日でございます。

もうお分かりですね。テアトロン公演恒例の、焼き肉&(デューク宮垣社長特製の)焼きそばパーティー会場で収録されたものです。

要:実はこのライブにCHAGE&ASKAがゲストに来てくれる、ということなんですけど、どうせだったら番組も収録してしまおう、というところで(笑)、BUTCHさんはきょういないんですけど、ぼくがホストとなってですね、チャゲアスのおふたりを痛めつけてやろう、と思っております。(食事するテーブルに歩み寄りながら→)さ、早速ゲストを紹介しましょう!「狩人」のおふたりです!

と、要さんに紹介されるや否や、そそくさと料理に向かってしまうチャゲアスのご両人のコミカルな姿に、周りのスタッフ大爆笑。

CHAGEさん:肉取ってくる!
要:最低でしょ?ああいうヤツらですからね!

映像は変わって、いつもの収録スタジオへ。

B:というわけで、狩人のおふたりは「あずさ2号」でどっかに行っちゃいました。申し訳ございません。きょうの「LIVEやろうぜ!」は、要さんひとりです。確かにCHAGE&ASKA、大物ではありますが、このあとどうなるんでしょう?「LIVEやろうぜ!」続きをどうぞ。

CM明けからの映像は、テアトロンの楽屋。画面左からCHAGEさん、ASKAさん、要さん。

要:きょうはオレが司会進行だからオレを立てるようにね。改めてCHAGE&ASKAのおふたりです。(最敬礼しているかと思いきや、
ASKAさんの靴ひもをふたりで直しています。その姿に→)…やめろよ!(笑)

CHAGEさん(以下「C」)・ASKAさん(以下「A」):よろしくお願いします!
要:オレは思ったよ。この福岡がきっかけでね、思い起こせば2年前ですかね、海の中道で…。
A:2年前だっけ?
要:…去年だ!
C:(要さんの腕を掴みながら→)おじいちゃん!…おじいちゃん!…そんなことも分からんようになってしまって!!!
要:(苦笑)去年だ。去年一緒にジョイント('02・8・17;STAR STOCK'02)をしよう、という話しになって、それだったら何かそこでしかできない特別なことをやろうじゃないか、という話しになったの。普通はね、最後に「ジョニー・B・グッド」やって終わったりするんだけど…。
C:(爆笑)。
要:それを、そうじゃなくてオリジナルまで作ってしまった、と。これはすごい企画だったね。
C:1年かかるか?1年。1年ですよ!
A:で、1回目そういうことをやる時っていうのは必ずそういう手を使うの、オレは。
要:どういう手なの?
A:引き延ばして「すごいだろ!?」っていう手を使う(笑)。意味もなく時間使う、と。
…(時間)掛かったな。
要:掛かっちゃったね。でもね、ほんとうにそれは面白かったね。言葉の発想ってさ、ま、お互い3人とも曲も詞も書く人間だからさ、ひとつの言葉もそれぞれ取り方が違うもんね。この3人の中でも同じ時期に同じ言葉を作っても、出てくるシチュエーションが違ったりするの。そこがまた広がるんだよね。
A:3人が仮に作っててさ、自分の背景(があるし)、ぼくらが知らない背景もある。3人とも違うイメージをしてるんだけど、それがひとつになった時に、聴いている人はまた違う自分の背景で歌をイメージするでしょ?
要:決め事なんかないんだ?
A:ないんだろうね。

<「謎の言葉 誕生」>

要:簡単に言えば、この「デェラ・シエラ・ム」という言葉だって、ASKAが、バックコーラスを作ってる時に「普通の英語じゃ面白くないね」って。「普通の英語じゃ面白くないんだったら、何があるの?」「何かわけ分かんない言葉を作ろう」と言って、突然「デェラ・シエラ・ム」とかって言い出したの。「あ、面白いね」って。普通、面白いって言わないよ(笑)。「何なの、それ?何なの、それ?面白いね」って。
A:感覚ですよ。(要さんが)「じゃあ、次何行こう?」ってノッて来たじゃん、2行目は(笑)。
要:「イディ・ケ・デ・ブー」とか(苦笑)。…あのスタジオの中でいちばん大事だったのは、ノリ(笑)。

<「バックコーラスの秘密」>

A:何処かをくぐり抜けた瞬間に、魔法が掛かったように俄然楽曲が勢いを増す瞬間があるでしょ?あれがお互いの「エール」だったとは思わなかったね。
要:全部「瓢箪から駒」で、チャゲアスのふたりが歌ってる中で、バックコーラスを埋めていきたいな、と思って「どんなコーラスを入れようかな?」と思った時に、「うーん……何かないかな?……そうだ。お互いの今までのメロディを使っちゃえ」って、サビ前に(笑)。
C:安易だよね(笑)。良くないよね(笑)。
要:聴いていただくと分かるんですけど、C&Aの(「YAH YAH YAH」)、そしてスタ☆レビの(「夢伝説」の)メロディが、すっ、と入ってくる。しかもそれが言葉まんまで出てくる、という。これは聴いた人には心憎い演出。今までこんなことやった人いなかったね。
A:割と非難されるよね(笑)。
要:ふざけてる、って?(笑)
A:ふざけてる、って。でもあの瞬間、曲が俄然命を持った、魔法が掛かった感じがしたね。
要:オレもそう思った。不思議なことに、下らないことだと思ってやり始めて、それが合体した時に「いいじゃん、これ」って。絶対普通のコーラスでは出来ない匂いがあそこに出るんだもんね。やっぱりスタジオでふざけることも必要だな、と思ったけど、やっぱり度を越えちゃいけないね(笑)。
C・A:(爆笑)。
要:スタジオは楽しくなけりゃいけない、ってミュージシャンはいつも思ってんだけど、なかなか楽しくなれない。それは自分の理想の音があって、そこに近づこうとするんだけど、その力量がなかなかそこに届かないし、持ってる力量よりも高いものをミュージシャンは絶えず望んでしまうんだけど、今回はほんとに自然体だったな。

<「声質がうまくマッチ」>

C:あと、声質もよかったよね。3人の。
要:よかったね。何でなんだろうね。ま、たまたま歳がいっしょだった、っていうのもあるんだけどさ。
A:思いこみじゃねぇかな?
C:(爆笑)。
要:(笑)混じり方はよかったよね。
C:声質はすごくいいな、と思った。ぶつかってないもん、3人とも。
A:よけたもん(笑)。
C:(爆笑)。
   3人、「よける」仕草。
要:バカなことばっかり(笑)。で、ユニゾンした時にぼくはそれを感じた。
A:ユニゾンっていうのは潔くていいね。
要:普通はね、コーラス使いたがるんですけど、曲聴いていただければ分かるんですけど、サビはまんま3人で主旋律を歌ってるんですけど、このユニゾンっていうのは意外と難しいんですよ。
A:何が難しいか、っていうと、言葉尻って意識しないと合わないんだけど、意識しないで合うテイクを作んなきゃいけないでしょ。
ユニゾンって合ってるようで全然揃ってなかったりするから、難しいんですよね。
要:意外と3人でやってると(声が)上手くミックスされてね。ほんとにやってみて初めて気付いたこととか、やってみて良さを自分たちで感じ取れる、っていうことがたくさんあったんですよね。これはやっぱりコラボレーションの醍醐味でしょうね。
A:ほんと楽しかったね。なんだかんだ能書きたれながらも進んで行くんですけど…。
C:能書きはいい!
A:オレ、喋ってるから、ね(笑)。出来上がったものを取りあえず置いといて、ここだけで喜べたでしょ?
要:だってさぁ、終わった瞬間にハイタッチ。
C:もう、"Good job."だもん(笑)。何なんだ、ウチの社長、"Good job."って?(笑)
A:お前なぁ(と、CHAGEさんの帽子のつばを下にずらす)。
要:幸せでした。
A:幸せですよね、ほんとに。
C:(いささか捨て鉢な言い方。この理由は直後で明らかに→)いや、楽しかったよ、ほんとに。

<「CHAGEの怒り爆発!」>

A:お前(CHAGEさん)が、(歌い出しの)1行目をオレたちが譲り合ってるのを、お前横からさ、「オレが1行目歌うっていう話しはねぇのか?お前ら!」って(笑)。
C:このふたり(ASKAさんと要さん)でさ、「要ちゃん歌えよ」「いや、ASKAが似合うよ」「いや、要ちゃん」……オレは何なんだ!
A・要:(笑)。
C:何で「CHAGE歌え」ってふたりで言わないの!?おかしいだろ?
要:あれはおいしかったね。涙が出るくらいおかしかったもん(笑)。
C:(ASKAさんが)「先発」、(自分は)「中継ぎ」、(要さんが)「抑え」だもん。
A・要:(爆笑)。

M:「THE TIME」(CHAGE&ASKA;VHS/DVD「THE LIVE」に収録)

<「『デェラ・シエラ・ム』のカップリング」>

A:カップリングがなかったでしょ?その「デェラ・シエラ・ム」のレコーディングの模様を、あれ、何日に亘ったっけ?ほぼスタジオに4か月缶詰めだったよね?(笑)
要:4か月いないけどさ(笑)。
C:2日間!(笑)
A:それを7分から8分くらいにまとめて、スタジオの状況をノイズとしてカップリングに入れてますね。
要:これは今までなかったよね。やっぱり、どう楽曲が出来上がってきたか?と。たった1回のコラボレーションの中でそれが生まれる、っていうことは、面白いことなんだよね。その生まれる瞬間をみんなに見て(聴いて)欲しいと思ったの。
C:オレも初めてだな、こんなパターン。要するに盗聴したものをそのまま入れちゃう、っていう。盗聴だよ!盗聴!…「後ろから前から盗聴」!
A:すいません(笑)。
要:勝手に進めないでくれ、頼むから(笑)。
C:(苦笑)。

<「『デェラ・シエラ・ム』タイトルの由来」>

要:なぜこういうタイトルになったか?という。
C:要ちゃんは何て言ってるの?
要:オレはね、一応プロモーションする時は真面目だから、こっからプロモーションね。チャゲアスもぼくらも、初めて曲をやろうとした時に、やっぱりラブソングにこだわってる、と。それは時に、ワン・アンド・オンリーの"Love"かもしれないけど、ひいてはそれが地球全体だったりとか、宇宙も含めてぼくらは愛を歌って行くんだろう、というところから、ぼくらがラブソングを歌う理由を曲の中に詰め込みたいな、という話しになって。そんなことを言ってるうちに、ASKAが最初に携帯電話の話を始めたんだよな。「最近の女の子はこうやって(携帯電話を空にかざして)、電波を探してる。あの絵がすごく面白い。まるで空にエアコンでもあって、スイッチを入れてるみたい」と。「面白い」というところから1行目が出来たんだよね。
A:そうだっけ?
要:そうだよ。全然違う?
A:オレが取材で言ってるのはね、要ちゃんが夢を見た、と。宇宙人と恋愛した時に、その宇宙人が別れ際に「『デェラ・シエラ・ム』だった」…これ、現在形と過去形が混じってんの(笑)。
C・要:(爆笑)。
A:「『デェラ・シエラ・ム』だった」…何だろう?…「『愛してる』だった」のかもしんないな、というテーマで作った、って、オレ言ってるよ(笑)。
要:ふられたのか?オレは(笑)。こりゃ全然違うなぁ。
C:オレは「どういう意味ですか?」って聞かれたら「ビートルズにだって『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』っていうわけの分からん歌があるだろうが!それと一緒だよ!」って。
A:さて、どれが正解でしょう?(一同大爆笑)…スイッチをどうぞ(笑)。
要:どうぞ(笑)。
C:へぇ〜!へぇ〜!へぇ〜!…(←「トリビアの泉」じゃないんですから、CHAGEさん;笑)。
要:…(笑)ま、答えはない、ってことですよ。これは人生もそうだね。
A:確実なものとかないからね。
要:だから、デェラ・シエラ・ム、っていう言葉だけを想像するんじゃなくて、楽曲もあれば、CHAGE&ASKAっていうアーティストがいて、スターダスト☆レビューっていうアーティストがいて、その人たちがコラボレーションで作った。そこに一体何があるか?と。歌詞もある。音楽もある。その中に「デェラ・シエラ・ム」。何を感じるか?ここはあなた次第ですから。
C:(「あなた好みの♪」という歌詞が出る歌…タイトル失念、奥村チヨさんの「恋の奴隷 」でしょうか?by管理人の節で→)「あなたまかせの〜♪」…。
A:すいませんね。これ連れて帰りますから(笑)。
C:(苦笑)。
要:ぜひあなたなりの「デェラ・シエラ・ム」を感じ取っていただきたいな、と。取りあえず見てみるか。プロモーションビデオを見てみましょうかね。これが、あの、世界一ふざけた(笑)、40半ばにしてこんなプロモーションビデオで遊んでいるやつらがいた、という事実確認だけよろしくお願いします(笑)。

M:「デェラ・シエラ・ム」(CHAGE&ASKA STARDUST REVUE)

レコーディングスタジオで6人が好き勝手、いえ、楽しそうにしている映像で全編構成されています。この楽しさは、要さんの言葉で
自ずとお分かりになるだろうと思います。これからご覧になられる方のために、あまり言わない方がよいのかもしれませんが、敢えて。要さんがチャゲアスの「STAMP」のTシャツを、CHAGEさんがHeavenのTシャツを、ASKAさんがハレルヤレーベルのリストバンドを、それぞれ着用している姿にもご注目下さい。

(レポート:セントウルさん)


第88回

まず、画面は普段のテレビスタジオから

B:はい、皆さんこんばんは。「LIVEやろうぜ!」の時間がやってまいりました。今週も要さんひとりで、CHAGE&ASKAのおふたりを、相手にしているのか、どっちが相手にされているのかよく分かりませんけど(笑)、先週に引き続きCHAGE&ASKAのおふたり。のみならず、「デェラ・シエラ・ム」をいち早く皆様方にご覧いただけると思います。お楽しみに!

画面は変わって、先週に引き続いてテアトロンの楽屋。

要:デビューした時の話しを聞きたいと思うんですけど、最初からチャゲアスの場合は、いわゆる鳴り物入りで出て来ちゃって。
A:当時ヤマハがどんどん新人を放出してる時で、その流れに巧〜く乗って、出ようとしましたね。
要:ぼくは、チャゲアスのことは昔からよく知ってたし、たまたまその当時のレコード会社が一緒(ワーナー・パイオニア)だったっていうのもあって、結構お互いの歌の話しをちょこちょこ聞いたりとか、レコーディングスタジオで一緒になったりとかなんとかはあったんですけど、ぼくは、突然ASKAのソングライティングが、急に変わった瞬間があるような気がしたんだよ。何かね…こう…それは、たまたまメガヒットっていう言葉になってしまったからかもしれないけど、その前ぐらいから、作風が「神懸かり的」になってきた、というか、変わってきた瞬間があったような気がするんだけど、オレはね、そういうのをね、感じたことが自分の中でないわけよ(笑)。
C:(爆笑)。
要:だから、何かあるのかな?って聞きたいじゃんか(笑)。どうしたらああいう風になれるの?(笑)…(カメラ目線で→)聞きたいよね?
A:いや(笑)、オレは言われて気持ちいいけどさ、有り難いけどさ、そういうの意識してないのよ。ただ、アコースティックでジャカジャカやってたでしょ?要ちゃんみたいにさ、オレたち分数コード弾かないしさ、そんなに(笑)。やってるつもりなんだけど、分数コードの分母がよく分からない!
C:分母は分からないな(笑)。
A:そういう響きの中で、自分の中でメロディが生産されないわけよ。で、(作曲を)ピアノに替えて。全然弾けなかったんだけど取りあえずキーボードに替えながら。

<「影響を受けたアーティスト」>

A:そこで初めて影響されたのは…オレ、ミュージシャンに影響されたってことはなかったの。
要:へ〜ぇ。
A:勿論井上陽水さんを聴いて、陽水さんのような歌を歌いたいな、ということで始めたんですけどね。でも、ミュージシャンって、ほら、「(影響を受けたのは)誰ですか?」とかって聞かれると、洋楽の名前を言うわけ。(CHAGEさんが)「ビートルズです」って。で、そのあとオレの知らない名前を言って、取材中プレッシャーかけてくるわけよ。要するに洋楽も知らなかったの。いろんな雑誌のインタビューでも、みんなそうやって言ってるでしょ?オレは洋楽ではまり込んだやつがなくて。で、たまたまデビッド・フォスターっていう人がいたけどね、もう、びっくりするくらいはまり込んで。だから、あの人のイメージを自分の中で浮かべながら、自分が歌えるニュアンスのものを作り上げて行く、と。どうしても歌い癖があるから、絶対同じようにはなんないのね。で、そのイメージに持っていきたいと思って、そうなるといろんなアイデアが湧いてくる…湧いてきた時のことを(要さんは)言ってるのではないかな?と思うんだけど、初めて自分の作りたいもののエッジが見えてきた時かもしれない。
要:面白いのは、デビッド・フォスターってね、例えば(松田)聖子ちゃんの「抱いて…」(の作・編曲)とかもそうだけど、根っからのキーボーディストなんだよね。ほんとにキーボーディストが作りそうな音楽を作ってる人で、それは良くも悪くもそうなんだけど、そこにさ、それまで殆どキーボードを弾かなかった、しかもギターで作曲してたASKAが、(デビッド・フォスターに)いちばん影響を受けた、というのはすごい面白いよね。
A:こういうこともある、と思ったもんね。あの時思ったのは、「音楽って、強弱なんだな」と。今更よ、その頃に。あの強弱のバリエーションでこんなに変わるんだなぁ、っていうのを常日頃ずーっ、と気にして作ってた時期のこと(=要さんのおっしゃるところの「神懸かり的に変わった時」)なのかもね、きっと。
要:ある種、楽曲が大作になりがちなんだけど、そうじゃなくて、例えばその後に「YAH YAH YAH」が出てきたりとかさ。すごくASKAのそのメロディラインの面白さに、自分の中で「この男はすごいな」と思って、ぼくはその辺からまたチャゲアスを注目したりしてたんだけど。で、たまたま同じ飲み屋でCHAGEちゃんと一緒にいて、CHAGEちゃんの(ユニット)「MULTI MAX」の連中がいて、それがきっかけでMULTI MAXのアルバムとか聴かせてもらったんだけどさ、これがさ、ほんとにもろ影響がぽんっ、と出てくるような人たちの集まりだよね。「こりゃ美味しい作り方してるな」と。(音作りは)ビートルズだけども、決してそれは古い、例えばキャロルもある意味でビートルズにすごく影響されたんだけど、それは、ロックンロールのそういうところだけども、そうじゃなくて、構築された音楽、それから、構築された音楽をちょっとはみ出てく音。あとは、ちょっとずらして行く音。そういうことのサウンドがMULTI MAXにはすごいたくさんあって。
C:あとオレは、あの、フォスターの「草競馬」。
要:(笑)。
C:こっち(ASKAさん)もフォスターだし、オレは(「草競馬」作曲の)フォスター。
A:(真顔でCHAGEさんに→)いいのか?それで…ほんとにいいのか?
要:それ(ネタ)を、今の3分間ずっ、と温めてたのか?(笑)
C:そう!(笑)カメラが向こう向いてる間に「(ネタは)何にしようか?」って(笑)。
要:「フォスター」絡みでか?(爆笑)

<「ふるさと福岡の文化」>

要:ほんとにいちばん不思議だと思ってることがあるんだけど、こないだ福岡の友達の結婚式に行った時に…。
A:あ、不思議だよ、あれ。
C:分かった!「祝いめでた」(*1)だろう!…「若松〜さまぁ〜よ〜っ♪」(笑)。
A:(CHAGEさんに向かって→)もしもし?(笑)…あの、オレたちね、いや、オレだけかもしれないな。歌えないのよ。歌えないよ。知らないもん、あれ。(再びCHAGEさんに向かって→)お前、全部歌える?あれ。
C:ウチの親父は歌えますよ。
A:いや、親父はいいの(笑)。お前が歌えるか?って聞いてるの(笑)。
C:「若松〜さまぁ〜よ〜っ♪」でしょ?(笑)
要:それだけかい!(爆笑)
C:「エイショウエ、エイショウエ♪」でしょ?(笑)
要:あのさ、それを歌いだして、素晴らしいな、と思ったの。ぼくはね、ああいうのって、失礼な言い方だけど、田舎に行けば行くほどあるじゃんか?それがまたひとつの文化を創ってるし。だから、東京みたいにいっぱい流入して来るところ、ほかの街の人がいっぱい入って来るところって、どんどん昔からある文化はなくなるわけじゃんか。福岡もそうでしょ?現実、九州の中でいちばんデカい街だしさ、やっぱ流入が多いわけでしょ?でも、ああいう歌がちゃんと、ずーっ、と残っているってことに、いたく感動したんだ、オレ。
C:「祝いめでたの〜、若松〜さまぁ〜よ〜っ、若松〜監督♪」…えっ?(笑)
A:(苦笑)。
要:「監督」じゃねぇんだよ(苦笑)。…ヤクルト(スワローズ)の話しをしてるわけじゃねぇんだよ(笑)。
C:あと、三本締めって必ずやるでしょ?(福博では)「一本締め」なんだよな。あれも変でしょ?
要:「博多三本締め」ってなかったっけ?
C:一本締め(*2)だよね。
要:だからオレね、こんな大都会なのに、何でそういう昔の文化が、例えば「(博多祇園)山笠」なんかもそうじゃんか。何とか持続して行かなきゃ、とか、次の世代に伝えなきゃ、と。山笠、好きでしょ?みんな(この番組を制作しているRKBテレビも、毎年クライマックスの「追い山」を早朝から生中継するほど、「山笠」は福博のメインイベントなのです)。
A:子供の頃いつも思ってたのは…今は分かるの。大人の人たちがやってることは。(子供の頃)「自分たちが大きくなった時に、これを楽しいと思うのかな?」と。(山笠は)なくなるんじゃないか?と思ってた。で、デビューしたあと、何かの取材で見に行ったわけですよ。あれ、(一番山のスタートが)4時5十…何分(正確には午前4時59分)だっけ?スタートするわけでしょ?オレたちは近くのビルの踊り場に上がって、覗くように見てたのね。その時に初めて、活気を(感じた)。みんながそこに向かって走って行く姿で。
ただそれだけなんだけど、感動するのよ。一斉に男たちが御輿を担いでデカい声を上げながら。で、客の人たちも通りの人たちも見るわけでしょ?見てる人とやってる人たちの一体化というので、感動するのよ。
C:ライブと一緒よ!(山笠は)ライブなの。
A:これはライブなんだよね。

(*1)山笠の一番山が出発する際に歌われるシーンは、ニュースでよくご覧になると思います。それに代表されるように、福博の人たちは慶事の際、必ずこれを歌うのです。
(*2)正確には、「博多手一本」と呼ばれる福博独特の手締めのこと。掛け声は「ヨ〜ォ(シャン、シャン)、もひとつ(シャン、シャン)、祝おて三度(シャシャン、シャン)」(カッコ内は手拍子。掛け声のパターンは数種あり)。これも慶事の締め、あるいは福岡証券取引所の大発会、大納会の際に必ず行われます。

 M:「PRIDE」(CHAGE&ASKA;前出「THE LIVE」に収録)

<「話題のニューシングル」>

要:CHAGE&ASKAのおふたりと、コラボレーションをやらせていただいて(笑)。「デェラ・シエラ・ム」。
A:「デェラ・シエラ・ム」、だよね(笑)。
要:このような曲をまた作らせてもらいましたよ。ありがとうございました、ほんとうに。
A:楽しかったです、ほんとうにね。
要:ぼくらもね、次のツアーの中で「デェラ・シエラ・ム」を歌って行こうと思うんで。ふたりのパートをですね、メンバーが奪い合ってですね、オレはこれをやる、オレはこれをやる、と…。
A:アイデア出したのにぃ〜(笑)。
要:やめてよ(笑)。ウチのバンドには、絶対口出さないでくれる?(笑)
C:(笑)。
A:ほんと?アイデア出したのにぃ〜(笑)。
要:もう、そこまでしてんの(笑)。
A:なるほど(笑)。
要:ま、そんなわけでね、きょうは余った時間を使って、ライブ映像を(一同笑)…余った時間、って(笑)…楽しんでいただきたいと思いますね。

<「今日の音」>

要:そろそろエンディングのお時間なんですけど、番組では「今日の音」というものをいただくんですよ。
C:「音姫」ではなくて?(笑)
要:「音姫」じゃない(笑)。「今日の音」。
C:「ジャーーーーッ」(笑)
要:あるね(笑)。トイレにあるやつ(擬音装置)でしょ?
C:「ジャーーーーッ」って、15秒間(笑)。
A:(苦笑)。
要:…そんな話ししてないんだよ(苦笑)。で、今日、何か弾いていただいて、今日の気持ちを音に託していただく、と。…御大!(と、ギターをASKAさんに渡す要さん)
C:今考えてますから…シンキングターイム!(笑)

と、CHAGEさんがギターをセーハ(バレー・コードで多用する、人差し指で複数の弦を押さえるテクニック)し、ASKAさんがコードを押さえて弾く、という寸法。しかし、これがなかなか音が出ません。

要:何やってんだろう?こいつらは?(苦笑)
A:(CHAGEさんに向かって→)ダメだろう?音をしっかりさせないと…。

そして、どうにかこうにか「Cm」の音を出しました。

A:出ないわ…。
要:…その心は?
A:…「突き当たりばったり」です!…「行き当たり」か(笑)。
C:「行き当たりばったり」です!(笑)
要:結構なお点前でございました(苦笑)…(呆れて→)もう、こんなふざけたゲスト初めて。
C・A:(笑)。
要:サインを(ギターに)いただくんですけど、(サインペンの)細い方で。太い方でデカく書く人がいるのよ。これって(視聴者プレゼント用に)半年持たせたいのっ!いい?
C:大丈夫、大丈夫。じゃあ…(と、ペンを持つなり、6弦に書き出すCHAGEさん)。
要:やめなって(笑)。…やめてくれよ、これ。
C:オレは、米に絵が描けるんだぜ!(笑)
A:(爆笑)。
要:バカなことを…(爆笑)。

まず、CHAGEさんがサインを入れましたが…。

A:読めないよ、何だか。
C:サイン読めたら格好悪いだろ?
A:そうかぁ?

ASKAさんは、まるでCHAGEさんに逆らうかのように、はっきり「あすか」と書いたのでした。

要:(爆笑)。
C:だっせぇ〜!(笑)
要:ほんとかよ!?(笑)
A:ほんとよ!
C:これ、変な意味で貴重だよ。
要:…というわけでね、ありがとうございました。
C・A:ありがとうございました!
要:ぜひまた番組に、また機会がありましたらいらっしゃって下さいね。CHAGE&ASKAのおふたりでございました。どうもありがとうございました。
C・A:(お辞儀をしながら)どうも!

M:「デェラ・シエラ・ム」(CHAGE&ASKA STARDUST REVUE;'03・7・26 さぬき市野外音楽広場テアトロンで収録)

(2週分通しての感想)
いやぁ〜、面白かった!トリオ漫才…いやいや、お三方の熱のこもったお話(笑)。
今シリーズ、私の心の中によぎった言葉は、(「踊る大捜査線」ではありませんが)「リンク」でした。
昨年「STAR STOCK'02」で交わした「『LIVEやろうぜ!』に出ること」(「STAR…」の主催局がライバルのKBCだったにもかかわらず)という約束が叶ったのもそうですし、PVで3人がお互いのグッズを身に着けていることも…。いみじくも要さんがおっしゃった
「『デェラ・シエラ・ム』に何を感じるかはあなた次第」の意味を、私は「隠されたリンク探し」に求めようと思います。ともあれ、「デェラ・シエラ・ム」。祈!大ヒット!!!

(レポート:セントウルさん)


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