2003年4月20日オンエアー

ラジオ番組インデックスに戻る

FM YOKOHAMA Cafe LA - LA - LU

レポート

パーソナリティー:(永遠のギター小僧)斎藤誠さん 
アシスタント:(バリバリの帰国子女でも今は藤沢在住)藤澤香苗さん
ゲスト:(子供の頃からロックオヤジ)根本要さん


斎藤誠さんのサイトの告知には「次回の当店に“あの男”が帰ってくる!」とありました。

ついに要さんも「あの男」呼ばわリです(笑)。←いえ、とっても嬉しいんですよ〜!

前回の出演は2002年1月20日、ちょうど1年3ヶ月振りの出演。前回は秦野での「Style」ツアー初日の翌日だったので、いつもより要さんがテンション高い感じだったことや、誠さんと一緒にThe Doobie Brothersの「Listen To The Music」を歌ったことくらいしか今は覚えてません(すみません)。というわけで、今日はちゃんとレポートしようと、こうしてパソコンの前に座ったわけですが…。

なんと前回はゲストコーナー「Cafe LA-LA-LUリザーブシート」だけの出演だったので油断していたら、今回はコーナーの壁を破りすべてのコーナーに出演するとのこと。あわてて録音用のMDを2本用意してしまいました。インターネット放送もあるのですが、いつもは余裕で観られるので音は絞って(インターネットの音声はOAよりかなり遅れるのです)繋げっぱなしにしているのに、今日はバッファが激しく、全くアクセスできませんでした。再起動してもダメ。こんなこと初めてです!。さすが要さん、観たい人のアクセス数が多かったのでしょうね。


■LA-LA-LU Reserve Seat 〜ゲストコーナー〜

まずはゲストの要さんが紹介される前に、「もう私スタジオから出ちゃっていいでしょ?」と言う香苗さんに「いやいや、意外と寡黙な男かもしんないよ。」と誠さんがなだめてました(笑)。

要さんが登場すると、やはり2月11日に行われたイベント「デビュー20周年記念企画第1弾『治らない音楽バカ全員集合!!』」の話しになり、(私も行きました!レポートはこちら)「あれは楽しかったね〜」と要さん。雨でどんよりとした今日の横浜の空模様でしたが、スタジオの中だけはカラっと明るくなった気がしました。

「根本はね、こういう企画の趣旨をすごくよく分かってくれてるの。」と誠さん。
「だって、オレたちなんか、もし音楽がなかったら監獄入りだもん。オレを犯罪から踏み止まらせてくれたのは音楽だ」と。「ものすごい濃い宗教にハマっちゃったようなもん。」という要さんの表現には笑ってしまいました。「ギタリストにはそれぞれ好きな道、つまり流派がある。クラプトン、ベック、ジミヘンとか「家元制」なんだよ(笑)。」

「あそこまで(トークが)盛り上がるとは思って無かったですね。」という誠さんに、同じ世代で今みたいにいろいろな音楽は無かったので通過してきたものが同じだったからじゃないか、と要さん。「オレと誠はまるで異母兄弟みたいにみごとに同じものを聴いてきたんだもん」

「ロックの話しって嘘ばっかり」と要さん。逸話として、モンタレー・ポップ・フェスティバルのときに、ギターを壊すパフォーマンスで知られるTHE WHOがヘンドリクスに「お前が先に出ろ」と言ったらヘンドリクスが先にギターを燃やしちゃって、THE WHOのパフォーマンスを食っちゃったとか。「だいいち日本語で言うわけないじゃん。」と要さん(笑)。

でもしっかり「木蘭の涙」で会場を一つにしたという話しから、

要さん:「でもね、自分の曲でありながらオレが『木蘭の涙』、間違っちゃって。」
誠さん:「あの曲だけ打ち合わせしたのがよくなかったんだね。」

「そのあと、私のところに来たメールには『木蘭の涙がよかった』、ってことばっかりでちょっと…」と誠さん。


■アルバム「Heaven」

「今日は、難しい言葉で『プロモーション!』をしに来た。何しろメンバーを食わせなきゃならない。『Heaven』どうよっ。」と言われ、「どうよ、って言われても…」と誠さん。まずは一曲アルバムから

「この前イベントのときに誠っちゃんが歌ってたビル・ウィザーズの『Ain't No Sunshine』をそのままパクりました。」ということで、

「ルイジアナムーンが輝けば」/スターダスト・レビュー「Heaven」より

※まさに、出だしのところが全く一緒です(笑)。
この曲は古き良き時代のアメリカンロックって感じかな。

音楽っていうのは「タイトル」という目に見える文字と「曲」という目に見えないものを想像して関連性を考えるのが面白いんだよね、と二人で納得し、「でも根本要がニカッと笑って言うと、後にギャグが出てくるのかな?って思っちゃうよ」と誠さんに言われ、「そうじゃないときもあんのよ」と要さん。

今回は恋愛の曲はあまり書きたく無かった、と言う。「それは時代がそうさせたのかもしれない。人を恋することはどういうことか、突き詰めて行くと、『生きて行く』ということがすごいんだ。これに気付かないと、挫けそうになったり、喜びを求めようとするだけになってしまう。でも、ちゃんと救いを与えた方がいいんじゃないか、僕の天国はどこにあるのか?答えを出してあげたほうがいいんじゃないか?という意見もメンバーから出たが、そんなことより、もがきながら『生きて行く』ということ自体がすごいということが書きたかった。答えは出す必要は無かった。」

「僕自身、はじめてメッセージアルバムを創りました」

それでは、何か二人でギターで1曲。やはり、2月のAXでの感動を再び。「これが歌えて嬉しい!前の日から嬉しくて眠れなかったもん」というほどの要さんお気に入りの1曲。

「On And On」/Stephen Bishop (生歌で)

ほんとに泣けるほど二人のハーモニー素晴らしい!

でも「こんなに好きな曲なのに歌詞間違えちゃった」(要さん)


★5月からのツアーの話し。「なんでアルバムを創るかというとツアーに出たいから」

「『音楽ってライブだろ』とはこの人の前で軽々しく言えないよ」と言う誠さんに「さだまさしさんの半分にも満たないんだよ」と要さん。しかし、来年までツアーの日程が決まってるっていうのはすごいと誠さん大いに感心!「音楽を仕事としている以上、それをお客さんに見せなきゃ。印税なんかで稼いじゃダメだ。」と要さん。「そーだ!もっと言え!」と誠さんも思わず煽っちゃう。スタレビは拘束時間が長いから、時給にすると少ないんだって(笑)。

座間で行われるツアー初日の5月24日は要さんの誕生日の翌日?でも本当の誕生日は24日だからバースデーが初日になる。他の日程をアシスタントの香苗さんが読み上げると「あ、それも全部僕の誕生日だから」

「僕はね、根本要にしか会ったことないのよ」ということで、誠さんへ他のメンバー紹介を要さんから。

★スタレビのおフクロ役、パーカッションのVOH林=一生で一度も街でティッシュもらったことない。

★寡黙な長男役、ドラムの寺田=存在を消せる奴、青森の駅でみんなで電車に乗るまで誰も居ないことに気付かなかった。「とっても男前ですよね」と誠さん。「私、要さんの次に好みのタイプです」とアシスタントの香苗さんがぼそっと言うと、「あ、そう?」と要さん。

★スタレビのおジイちゃん、冠婚葬祭に詳しいベースの柿沼=昔のことを知っているだけで、頼りにならない(ひど〜い;笑)サイモン&ガーファンクルのコピーとかやってたから、フィンガーピッキングさせたらすごい。でもロックにフィンガーピッキングは要らないので指でベースを弾かせた。僕のMCネタに本気で食い付いてくるのは柿沼だけ。ライブのテープを聴くとひたすらでかい声で笑ってるのが入っているんだよ。

「Heaven」の中から、「これ生で歌っちゃうよ、だからCDと違うから割引いて聴いて(笑)」と

「My pride, your pride」(生歌で)

あとでCDで確認してください(笑)。「声がすごいよね〜艶があるよね〜」と感心する誠さん達に、「最近は良いノドってのを売ってるんだよ。この声はマイケル・マクドナルドも仕入れたらしいよ(笑)」と要さん。「ちょっと芋食ってるみたいな?」って誠さんが言うと「本人の前じゃ言えなかったくせに」と香苗さんに突っ込まれて、要さんと大笑い。もともとアル・グリーンみたいに歌いたいな、と思って創ったそうです。

要さんは話のネタが多い。それを言葉で伝えられるのがすごい、という話になって、「引き出しの数はオレよりも杉真理のほうがすごいよ。」と要さん。


■「ワン・ニャンWelcome, too!」〜自慢のペットを紹介するコーナー〜

「猫の後ろ姿、あのなで肩が好き。」という要さん。犬は歩く時に目的があるけど、猫には無い、猫というのは悟りの境地に立っている。ネコは好きなのに、自分には寄り付かない。可愛いからついちょっかい出してしまうのを他の人には虐めていると思われるらしい。さらに、そのちょっかい癖のせいで、プ−ケット島で野猫に噛まれて狂犬病(猫でも狂犬病というらしい)になりかけた、というエピソードを。

次の曲はトム・ペティのカバーで(笑)…

「電光石火で引き分け主義」/スターダスト・レビュー「Heaven」より


■オーナーお薦めの逸品。わたしのお願い。(誠さんのFavoriteの音楽、映画などを取り上げるコーナー)

「今日はロック漫談家として高名な根本要とともに…」と誠さんが言うと「ロック漫談」って良いねぇ〜!と要さん大ウケ。早速メモメモ(笑)。今日は、二人で選んだマウンテンの4枚目のアルバム「Flowers Of Evil(邦題;悪の華 )」(71年)を紹介。斎藤誠さんはマウンテンがかなり好きみたいですね。なんでもビートルズの後、何を聴こうか〜と思ってこのアルバムのB面がラジオから聴こえてきて「コレだ!」と思ったとか。

A面がスタジオ録音、フェリックス・パパラルディというクリームをプロデュースした人が、クラシックの影響をうけててすごい。クリームは3人(ジンジャー・ベイカー、エリック・クラプトン、ジャック・ブルース)、だったが、マウンテンはキーボードを加えて4人編成(レズリー・ウエスト、フェリックス・パパラルディ、コーキー・レイング、スティーブ・ナイト)にした。

B面のほうになると2曲しかないのに、29分くらいにもおよぶライブレコーディング。インプロビゼーションの嵐。なんでもアリの曲。キーボードがいるので展開が良い。このアルバムはスタジオもライブも聴けてお得な気分。でも録音時間が長いため、カッティングレベルを低げて収録してあるので、「B面再生時にはボリュームを上げてお聞きください」と書いてある…と二人の話しがとりとめなく続き、「今までずっと話しをしてきて、マウンテンの話しとともに去って行く根本要っていうのもすごいよね。」と言う誠さんに、「いいよ〜いいよ〜(笑)これがロック漫談の粋(すい)ですよ。」と嬉しそうな要さん。しかし、ついに最後の曲が流れ、「あ、これ、僕のリクエストした曲ね、これは映画『バニシング・ポイント』の挿入歌になった…」と要さんの声がだんだん遠くなって、スタジオの二人の拍手とともにお別れとなりました。(ミキサーさんが声をフェードアウトさせたわけでなく、実際にスタジオを離れて行くので声が遠くなる。つまり帰る真際までしゃべりっぱなしってこと。要さん面白すぎ;笑)

「ミシシッピ・クィーン」(ライブ録音)/マウンテン

(私はマウンテンは実際には初めて聴いたのですが、この曲のライブバージョンはクリームの「Politician」という曲のフレーズがちょっと入っていて、面白かったです。こちらもカッコいいんだけど、やっぱり米より英のスマートさが私の好みかも。)

というわけで、ちょっといつもより長めとなりましたが、あっと言う間の出演時間でした。


要さんは出ませんが、毎週恒例の誠さんの弾き語りのコーナーはロックギタリストが必ずやる曲「Smoke On The Water」。スローテンポのマイナーアレンジでなかなか面白かったです。最後に「要さんに『今日Smoke on The Waterやるんでしょ?』って言われたんだよ。今、聴いてるかもしれないから、ちゃんとやったよ」と誠さん。やっぱり例のイントロ部分ちゃんとマイナーで弾いてたし(笑)。(※イベントレポート参照:リッチーブラックモアが「みんなメジャーで弾いてるがあそこはマイナーなんだよ」、という解説ビデオがある)。CMのあややのはメジャーだよね(笑)。


読んで頂いてありがとうございます。

ラジオ番組インデックスに戻る