2001年2月7日オンエアー
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<第2回2月7日放送分>
第一回1月31日放送分<<<<−−−前回放送分レポートはこちらをごらんください。
《パーソナリティ》先週に引き続き 甲斐 裕三郎さん と 米谷奈津子さん
M 「Get Up My Soul」
先週の続きより「木蘭の涙」弾き語り
要:お粗末でございました・・・。
甲:・・・ものすごい幸せだよね。音楽の力ってすごいよね。僕ね、音楽でドラマを見始めたのが「愛してるの続き」ですか。
要:あー、あれはTBS系のドラマ(「あしたは晴れる」の主題歌)で、突然選んでくれたりとか、僕らみたいな地味なバンドなんだけど、たまたま制作サイドのスタッフに「スターダスト・レビューが好きだ」って言ってくれる人がいてくれるんですよね。だから長いことやってみるもんですよね(笑)。
甲:マニアの人って言うか、音楽好きな人はたまらなくいいですよ。あれもね、偶然。普通ああいうドラマ見ないじゃないですか。「あ、スタレビだな、これは」って思って、まだCD出てなかったと思うんですよ。その曲聴きたさに、そのドラマ見たことあるよ、俺。(笑)
要:それと、浅野温子さんがコンタクトレンズのCMに出たときにね、「私が出るんだったら、使いたい曲がある。」って僕らのバンドを名指しで指名してくれたの。それで「Stay My Blue」(サビの部分を一節)という曲を作れたんだな。
甲:確かに、知ってますよねぇ。
要:でも、オレ、何が嬉しいかって、「知ってる知ってる!」っていわれて、「うぉー、よかった」って・・・だから、こういう業界の中にいらっしゃる方で僕らの曲を聞いてくださるって言うのは、すごく感謝しちゃいますよね。
甲:僕の周りはやっぱり音楽好きな人間が多いんだけど、「スタレビのライブに行って、ハズレが絶対無い」っていいますもん。ライブで、コーラスだけでアカペラでやられたもんなら、そりゃあ、たまりませんわ。
要:(笑)スターダスト・レビューっていうバンドがライブで大きくなってきたっていうのは、ああいう場所を作れるから。というのは、他のアーティストだったら、演奏して歌うたって2時間也。僕らは3時間やってるけど、途中で息抜きも含めてアカペラ。アカペラっていうのは本当は歌だけだから、すごく緊張感高いんだけど、それをリラックスするために、音のテンションは上がるけど、逆に音圧は下がるわけ。
M「上を向いて歩こう」
甲:だから、すごいと思いますよ。で、「よしみさん」の話なんかも出てくるでしょ?
要:(爆笑)そうなんだよねー、これがね、よしみちゃんっていう、ラブレターをもらう話なんだけどね・・・(と米谷アナに「My Funky Valentine」の曲のMCを延々と説明して、曲を歌いだすも、歌詞を思い出せず失敗、鼻歌で終わらせる)でね、サム・クックが歌ってた「ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー」っていう曲があるわけ。(さわりを歌って)で、こういう曲なんだけども。(My Funky Valentineを歌って)同じや!(笑)って。みんなちゃんとあるんですよ、曲の中にはこういうリスペクトが。
甲:僕は要さんをギタリストとしてずーっと見てたんですけど、「目の前でギターひいてるんだぁ・・・」と思って。バッキングがうまいですよね。
要:普通ギタリストっていうのはソロ系に行くんだけど、俺はカッティングって言うのがあるわけ。これがまたギタリストとしてはまたかっこいいんだ。で、日本一カッティングがうまいのは山下達郎だね。あの達郎オヤジはね、ほんと。あの人のフレーズはね、(1フレーズ弾いて)普通はあんなフレーズは発想がないよ。むっちゃくちゃかっこいいんだから・・・・これはね、達郎さんはフィラデルフィアとか、その辺のソウル系がすっごい好きなんだけど、その辺にヒントがあるんだな。
甲:「BAD MOONに誘われて」のカッティング最高ですね。
要:(ちょっと照れ笑い)オレね、そういうカッティングって言うのは自分の中で好きな部類に入ってたんだけど、歌いながらでも十分弾けるじゃないですか。だからそういう事をやり始めたんだと思うわけ。だけど、ソロって言うのは、歌い終わってからソロでしょ。それはB.Bキングも、エリック・クラプトンとかもやるわけ。でもカッティングをしながらむちゃくちゃ巧く弾く人ってなかなかいないんだよね。
甲:だらだら弾くのはね、誰でも歌いながらやるじゃない。ゆずだとかいっぱいいるじゃない。ま、それはいいとしても・・・
要:(笑)でも、元はそういうもんなんだよね。さっきの「今夜だけきっと」にしても、弾きながら歌ってるんだけど、こうやってカッティングをしながら弾いてるうちに曲が出てくるだけのことだから。このカッティングのよさを覚えてくると、バンドの音の中にまとまりが出てくるわけですよ。ソロ、ソロ、ソロ、ってな感じで、「俺が、俺が」って出てくると、ソロと歌、ソロと歌、っていうのばっかりになっちゃうじゃない。で、ソロってのはまた難しいんだよね、やっぱり。大概の人たちは決めたフレーズを弾いていくだけなんだけど、俺はそういうのが嫌いで、絶対同じフレーズは弾きたくないと思うんだわ。昨日と違うフレーズをなんとか弾こうと思って、今日のフレーズを、って思うんだけど、そうすると失敗こいたりしちゃう(笑)
甲:インプロビゼーションがね、その中にあるんだよね。
要:そう、インプロビゼーション(=即興)、つまりね、「ここの16小節は自由に弾いていい」、ってことなの。間奏っていうのはね、決められたフレーズになるでしょ。でも、あえてそこに自分の自由にしていい、ってところがたくさんあるんだよね。そこはやっぱりいつも同じモノ弾いてたら、面白くも何ともないじゃないですか。だから、たまには歯で弾いて終わったりとかさ(笑)。ジミ・ヘンドリクスって人は歯で弾いてたんだから。歯で引っ掛けてやるんですよ。これがまたうまく弾けないんだけど。でも、ロックって言うのはそういうもんなんだね。あのね、ロックっていうのは何でもありで、ときにその理由を知っちゃいけないんだよな(笑)。何でヘンドリクスが歯で弾くかいうのは追求しちゃいけないの。ザ・フーのピート・タウンゼントが走り回ってジャンプして腕をぐるぐる回しながら弾くんだけど、そうやって弾くってことは、ギターを下のほうに下ろして弾くんだよ。なんで、そんなに(手を)まわさなきゃいけないの?って。ジミー・ペイジっていうレッド・ツェッペリンのギタリストはもっと下で弾くわけ、弾けないって(笑)。アンタもっと上に上げたら楽やないの?って思うんだけど、それを何で?って問うちゃいけないの。ロックだから(笑)。
甲:で、「人生、ブルースしてるんだよ」って言うんだよ。
要:そうそう、それそれ。チャック・ベリーって人がね、ダックウォークってアヒルみたいな動きするんだけど、何でそれやるの?ってそれを聞いちゃいけないんだよって。これがロックなの。
甲:たまにストラトにオイルやって火を噴いたり、付けたり、アンプぶち壊したり、なぜ?、って聞いちゃいけないの。
要:それがロックだから。(笑)
甲:でも、いつも弾くギターじゃないってことは確かやね。
要:そう、やる前に代えるんだよ(笑)。
M 「君のすべてが悲しい」
甲:スタレビも、毎回鮮度が違う、ということですよね。
要:それがライブしていくことの楽しさだと思うし、決められたことをただ繰り返すっていうのは嫌んなっちゃうと思うんだよ。何回もやるわけだし。しかも毎日違う場所でやるわけですよ。今日宮崎、明日大分っていうふうになれば、昨日できなかった"何か"を今日やってやろうって。それはお客さんが居ようが居まいが関係ないわけで(笑)、オレが昨日できなかったことを「今日はオレはこれをやるんだ」って思うわけで。しかもお客さんが違えば、昨日と違う俺を見せてやろうじゃねえか、と思うわけでね。それがライブの醍醐味でしょう。昨日も今日も同じ、って言うんだったら、すぐ飽きちゃうよ、こんなもん。例えば一番大好きな曲を毎日カラオケで歌ってごらん、もういいか、って思うから。ところがちょっとずつ変えて、例えばこの1節だけは必ず自分で作詞して歌っちゃおう、と思ったとするじゃんか。2番の頭の部分だけは、作詞しちゃうわけ。そしたら毎日楽しくてしょうがないじゃない。それがオレたちのステージなんだよね。好きにやっていい部分って言うのをちゃんと作るわけ。でも全部がみんな好きにやってしまうと、何の曲だかわかんなくなっちゃうじゃない(笑)。それをしないように、これはパーセンテージですよね。ジャズっていうのはそういうところがヒドすぎるんだな(笑)「何の曲だよー?!!」っていうくらい、全部そうやってるからわかんないんだよ、これが(笑)。オレたちはまだ、ポップスの枠だからね、「ここの部分を変えてもいい」って部分があるんだよ。
甲:お客さんというのは、年に1回しかスタレビを見ないかもしれない。「木蘭の涙」とか、「今夜だけきっと」とか、期待してたのに、がたんと変えられたらまたこれも困るよね。
要:だから、アレンジってのも、良し悪しだしね。それは、自分たちがこの楽曲の、みんなが一番喜んでくれるところはどこなんだろう?、そして、自分たちが一番いいと思ってるところはどこなんだろう?っていう、この辺をうまいこと抱き合わせてアレンジを変えるにしても何にしても、やっていくんだろうと思う。ところが僕らのデビュー曲の「シュガーはお年頃」なんて曲は、20年前の、もっといえばアマチュアの頃から、いまだにスタイルが変わってない(笑)。普通20年も経ったら「デビューシングルやります」っていうと、「おおーッ」、ってなるけど、大概はアレンジ変わってるもんじゃない。俺たちは20年ずーっとやりつづけてるんだよ、同じサウンドで。「DEVOTION」のアルバムで、アカペラアレンジはひとつ作ったけどね、基本的にバンドでやるときはコレ。この面の皮の厚さっていうのも、バンドの中には必要なことでしょう。
甲:期待大なんですよ、それが。きたきた・・・、と思わせるのもそうだし、その中の、常に鮮度がいいって言うのが、リピートするお客さんがスタレビを乞うっていうのはそこじゃないかと思うんだよね。
要:昔ね、ドゥービー・ブラザーズを見に行ったときに、一番みんな聴きたい「Listen To The Music」って曲があるわけ。ところがイントロが全然違う曲だったんだよ。ダッダッダッダッダダダッダッダッっていうね、これはウイリー・ウィークスっていうベースの人が入って、そういうファンク系にしたかったんだな。オレたちは「何の曲だよ?」って言ってたら、いきなり歌が始まっちゃって、おいおいおいおい、ってみんな言うんだよ、「そりゃないんちゃうの?」って突っ込んじゃう。いつものアレが聞きたいよ、って。だから、この辺はバンドの中でもちゃんと考えてやんなきゃいけないよね。
甲:そりゃそうだよね。ドゥービー・ブラザーズはね、「キリストは最高だ(Jesus Is Just Alright)」とか、ハーモニーが綺麗でね。でも、スタレビみたいに複雑じゃないんだよ(笑)。でも、綺麗なんだよね。
要:あれはみんなが歌が上手いからだな。すごいかっこいい。あんなふうに日本のバンドの音楽っていうのもずいぶん変わってきたじゃないですか、イーグルスとか、ドゥービーなんて当たり前のようにいわゆる若者に聞かれてるわけですよね。そしたら、今後そういうふうにバンバンハモる人たちは出てくんのかなあ?
甲:なかなか居ないでしょうね。
要:でも、ああいうの普段から聞いてると、「おっしゃ、コーラスしてみよう」って・・・
甲:やりたいとは思うでしょうね、メンバーがそろいませんもん。
要:音楽の授業も悪いと思うんだよ。オレね、よっく覚えてるんだけど、歌はすごい下手だった、っていうか、自分で歌いたくない歌を歌わせるのが嫌だったのね。試験とかで課題曲って言うのがあるじゃないですか。「じゃ根本君」って先生ピアノ弾き始めるんだけど絶対歌わなかったの。先生のピアノだけは寂しく教室に響くんだよ。で、友達はみんな順番が回ってこなくて、自分が歌わなくてすむから「ガンバレよー」って(笑)。だからね、嫌いな歌は子供の頃から歌わなかった。「ふざけろよ、何で自分の好きでもない歌うたわされなきゃいけないんだ、音楽は音を楽しむんだから」って。音を学ぶって書いて『音学』なんだね、学校は。だからオレは徹底して抵抗してた。で、学校の中で、一応生徒会長さんだったんで(笑)毎週土曜日はコンサートやってた(笑)。よく学校が許してくれたよ。毎週「生徒集会」って言うことで、今週の出来事を言うでしょ。「じゃ次は会長によるコンサートです」って(「ケンとメリー」のさわりを歌って)バズっていうバンドのいい曲があって、ニール・ヤングみたいな曲だったんだけど、そういう曲とか、一生懸命歌ってた(笑)。
甲:だからすっごいルーツが似てるな、って思うんですよ。ケンメリって昔のね、日産スカイラインのCM曲なんだけどね。確かやってますよね、アルバムの中でも。
要:そうそう、アルバムの中にもいれちゃったりしてるんだけどね。だから、そうやって「いいものはいい」って。自分で好きなものは好き、って。別に人が好きになってくれなくたって、オレが好きな音楽がいい、って。だから例えば、世の中には何千万枚っていういろんなアルバムがあるかもしれないけど、オレ一人しか知らなくてもいいわけ。例えば、○○さんのアルバムは何百万枚売れました、ってそれはすごいことだけど、だからって一人が何百枚も買うわけじゃなくて、その人にとっては、たった一枚でしょ。このアルバムが、あなたにとって、どういう気持ちであるかどうか、たまたまそのアルバムを聞いた人がたくさん居る、でも、居たからどうしたってなもんじゃないじゃん。オレたちは一人一人に向けて(アルバムを)出してるわけだから。そりゃたくさんの人が聴いてくれたら嬉しいけど、それは何が嬉しいかってたくさん金が入るってだけのことだから(笑)一人が色濃く聞いてくれるんだったら、それはそれでいいんだよね。こうやってみんなアルバム買ってるわけじゃん。売れたから買うなんて人たちは、それはもう、そんな音楽聴いてりゃいいんだって。自分の耳でいろいろ探して、「これはいいな」とか、「これの類の音楽聴きたいな」と思って探して探し当てたときの楽しみたるや!!もう!たまってたクソが全部出たみたいな感じ・・・失礼しました(笑)
甲:(笑)いや、ほんとにそうかもしんない。いま嗜好性が全部、曲志向になってるから。そうじゃなくてもっとワールドワイドに目をむけりゃいいんですけどね。
要:売れるものっていうのは、売りやすいものっていうのもあって、ある程度カテゴライズされちゃてるからね。
甲:うちはそういうの、絶対かけませんもんね。切りますもんね。(爆笑)
要:自分の耳で、「オレにとっていい音楽ってなんなんだろう?」って考え出したときに、ふとそういう疑問を持つっていうところから、疑問を持つと次なるものが見たくなってくる。僕なんか毎日毎日疑問の嵐ですから、いまだに「オレってなんなんだ・・・?」って(笑)
甲:だから、音楽なんていうのも、"NEXT ONE"って「今、最高のものは次に出す曲」だって・・・
要:そうそう、自分たちの最高のアルバムはどれですか?って聞かれると「次のアルバム」っていう。かっこいい!!(笑)そういう名言がロックの中にたくさんあるんだから。
甲:そう、だから僕は(スタレビのアルバムを予習するのに)3日間かかったのは、1曲の中にアレンジの経過の仕方が、ちょっと見え隠れするんですよ、だから、飛ばすことができなくなって、ずっと聴いてしまう。今、(別の)番組で、ビートルズのアンソロジーをやってるんですけど、それを見ているようで、聞いているようで、すごい苦労してやってるな、っていうのがわかるだけに・・・時間かかったんだから!!
要:(笑)すいません。ありがとうございました。
甲:それほど、スターダスト・レビューっていう、ひとつの日本のバンドの中で、最高のユニットだと僕は思ってるんで、すごく魅力的なバンドだから宮崎にはすごくファンが多いんじゃないですか?
要:そうですね。うれしいですよね。だから何回も来られるしね。
甲:僕ね、よねこちゃん(米谷アナ)に聞いたんですよ。スタレビってどう思う?って。そしたら、「たのしー!!」っていったね。(笑)他にないの?っていったら、「んー」、って・・・(笑)。感動するとかそういうのじゃなくて、楽しい、っていいましたね。
米:大きーいクラッカーを「ぱーん!!」って鳴らしたみたいな感じですね。
要:お、それいい表現だね。僕も、すっごい幸せな気持ちになるってお手紙いただいたの。でね、それをあるときスタッフにね、いわれたの。デビューして何年かしてツアーやってるときに「俺はスタレビ見てるとすっげー幸せな気持ちになるんだよなあ。」って。で、同じようにみんながそんな感覚を持ってくれてて。
甲:これは、すばらしい誉め言葉というか、アーティストにとってはうれしいですよね。
要:うれしいですよね。だから、僕らは時代の先端を行くような新しい音は今後もきっと作らないと思うの。作る気もないしね。だけど、きっと誰かがどこかで聞いたような音楽が持ってる懐かしさだったり、楽しさだったり。時に元気づけてくれたり、時に思い出を起こさせてくれたり・・・、っていう曲を僕らはただ作っていくっていう。
M 「追憶」
甲:音楽だけは体力要らないから、ま、もちろん要るには要るんでしょうけど、自分の音を探す旅だよね。だから、行き着くところは常に次、次、って言うことになるでしょうけどね。
要:そうですね。サッカー選手みたいに、ある程度肉体的なピークが訪れるわけじゃないから。
甲:情報はいっぱい入ってくる、逆に言えば、それを整理する力が出てくるようになるし、徐々にそれがカラーになっていって、今後どういう風な発展の仕方をするのか?っていうのは僕らは楽しみですよね。
要:僕もそれを楽しみにしてるところがあるから、「一体俺たちはどんな・・・」って漠然としたものはあるんですよ。自分の中で。だけどこれがどう発展していくのか、それでまた自分がどんな曲を作っていくのかっていうのもね。最近出したその「What is Love ?」も、とにかくブルースが歌いたいって思って、突然、ブルースって・・・(笑)、突然っていっても僕の中には十分あったし、アルバムの中にそういう曲を入れたことがあったけど、シングルとして。ブルースってすごい誇大な表現になっちゃうけど、何を称してブルースかわかんないけど、僕の魂のブルースを歌いたい、って言うところで、ニューシングルはそういう風になっちゃって。ファンの方からは「ああいう曲はスタレビらしくない」っていう意見をずいぶんもらったけど、でも「あれは面白かった」って言うのを同じようにもらえれば、ぜんぜん「良かったよかった」と。
甲:ブルースとボサノヴァがなかったですね。今まで(笑)。
要:(笑)ブルースって言っても、今回のはレニー・クラヴィッツ的なブルースで、「ブルースロック」っていうブルースなんだけど。
甲:スタレビは何でも出来ますからね・・・。最後に、もう1曲、生歌で聞きたいですね。
要:じゃちょっと待ってくださいね、考えますから・・・・じゃ、去年、モーニング娘。の映画の主題歌を作ったんですけど・・・にも関わらず売れなかったっていう「ナチュラル」を聞いてください
M「ナチュラル」(弾き語り)甲:メジャー(コード)で終わった曲も久しぶりに見たなーという感じもするし。
要:これも古い歌謡曲の手法ですよね、マイナーでいきながら、最後はメジャーで終わるという。
甲:アルバムすばらしい曲がたくさんあるんですが、僕CD聞いてて思ったのは、「フェイドアウトが少ない」。
要:あ、そうなんです、それがバンドのよさなんでしょうね、きっと。
甲:僕、嫌なんですよ、根性悪そうにフェイダーさげていくミキサーさん(笑)。スタレビの場合は割と「ジャーン」とか「ジャッ」って終わってる。
要:それを指摘してもらえるのはすっごいうれしい。すっごい僕らもこだわりあるんですよ。フェイドアウトがかっこいい曲だけはフェイドアウトする。それはなんとなく、例えばソロがぐーんと伸びてて、「この後こんなソロが来るのかな、聴きたい、聴きたい」って思ってると、スーっとしずんでいくと、「おおー」って思うんだけど、エンディングが考えられずにフェイドアウトした曲が大っ嫌いでさ、「考えとけよ、ちゃんと、おまえら!!レコーディングしてるんだから!!」て(笑)。すごいちょちょいで作られた気がするんで、そこはすごいこだわってた。僕は初めて!20年間いて、指摘されたの!!すごい!!(拍手)これはすごいなあ。ほんとにこだわってたことなんで。
甲:これは、ほんとに思いましたもん。「あ、終わった。」っていうのが、実感としてある。だから、ステージにノッたとき、すごく楽でしょうね。
要:うん、エンディング気にしなくていいから。あのね、エンディングって、なかなかつけられないんだよね。だから、僕らの曲は、ソロで広げていくか、コーラスで広げていく、リピートしていくところでフェイドアウトしていく曲は何曲かあるけど、その他の曲は、完結、完結でなるべく終わらせていくっていうか。だから、ソロもそんなに長めのやつはあんまり作ってないんだけどね。それは、ライブではもうちょっと長く行くんだけど、レコードだと自分の技量的にあんまりもたなくなっちゃう(笑)。
甲:そういう事で、もう時間過ぎてしまったんですけど・・・本当はもう2、3週間分くらいとりたいんだけど(笑)。ご活躍は当たり前なんですが、ファンの方のために健康にいていただくことが一番大事なことだと思いますので。一人欠けたらバンドになりませんから(笑)留意していただいて、ますます、すばらしい、鮮度の高いスターダストレビューを見せていただきたいと思います。
要:僕もいろんな番組に出していただいて、甲斐さんみたいに僕らのこと分析していただいて、僕らの考えてたことがこうやって伝わってたんだ、良かったなって思うとね、曲の創り甲斐がでてくるっていう。
甲:ほんとに、ありがたいことなんですよ。リスナーとしてはね、1ファンとしても、やっぱりずっと聴いていたいし、ずっと活躍していただきたいし。是非また宮崎のほうにもしょっちゅうきていただいて、この番組にもまたきていただいて、是非、深いところを(笑)。