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START 5:36 pm
北九州(小倉)での6月18日「父の日スペシャル」ライヴは493日振りに幕を開けた。
と要さんの言葉どおり、「ベストな選曲」が功をそうしたのか、一曲一曲に贈られる拍手と歓声。こんなすごい客席のリアクションは今まで耳にしたことがなかった。
今日のメンバー紹介のテーマは大方の想像どおり、「私のお父さん」。
実際にプライベートで父親である寺田さんは、めずらしく(?)はしゃぎ、「オレらは日本一疲れやすいミュージシャンだから、寺田は日曜日にならないと動かないんだよ」と要さんにからかわれる始末(笑)。
VOHさんのお父さまはすでに他界され、「酒飲んでばっかりいたから、病気で死んじゃったんだよ」と明るく答えるVOHさんに、「いいお父さんだったよなぁ、世話になったよ。」と要さん。「さ、生前の思い出でも語ろうか」と柿沼さん。
「勘弁してくれよ〜」とVOHさんもちょっとだけ目を潤ませた。
昔は家ではじっとしていたという寺田さんの御両親は今では仲良く社交ダンスをしているとか、柿沼さんのお父さんは髪の毛が無い、とか、光田さんのお父さんはカラオケ店の店長なのにアコーディオン即興ライヴをやってしまうとか、個性派ぞろいのお父さんの話がそろったところで。ア・カペラコーナーへ。
ビリー・ジョエルの「The Longest Time」と「ジャスミン」、おなじみ「マシュ・ケ・ナダ」でのマイクは湖月堂(小倉の老舗和菓子屋)向かいのパチンコ屋ギオンから持ってきたとか(笑)。
ストーリートークでの愛し合う二人がすることと言えばやっぱり「デパートめぐり!」ということで、小倉ではラフォーレ、井筒屋、Tamayaなどの地元ネタを折り込みながらの要さんのユーモアあふれるトークが続く。切ないのに笑える、そんなところがなんだかホッとしてしまう。
小倉での思い出について・・・
「アベベ」(2回)や「イン・アンド・アウト」という今は無きライブハウスで演奏したという1983年。この年はなんと一年に3度も小倉の街を訪れた。この年も思い出深いが、ツアーで毎年小倉に来るようになった1990年、当時は小倉市民会館(1月22日)でのツアー"Startic"の頃に発表されたアルバム「In the Sun, In The Shade」より、スタッフリクエストは「Brand-New Wind」「月光列車(moonlight Locomotion)」
5月17日以来、久々に登場するこれらの曲目に不安げな表情のメンバー。歌詞が不安なとき、「ここをたたくとね・・・」とステージ上にあるアルバムのパネルをポンと叩くと、なんと歌詞カードが登場(笑)。「走り去る 風の四車線 滑り込む 真夏のSeaside Freeway umm〜」と復唱しながら歩きまわり、「『カセットのボリューム上げたら』ってさ、カセットって古くない?今はMD、CD、FMっていうのはどう?」と要さん。「カセットでいいと思う人は拍手して!」と客席にアンケートを取るが、客席は「そんなことより、ちゃんと歌えればそれでいいのよ。」といったリアクション(笑)。
いつものようにストラトを抱える要さんに、VOHさんの一言、「あれ?それでいいの?」
そう、一曲目の「Brand-New Wind」という曲はストラトキャスターではなく、アコギを演奏するはずだった。慌ててギターを交換する要さん。歌詞の復習に夢中でそんなことを忘れてしまうとは・・・。客席にも妙な緊張感がみなぎる(笑)。
「Brand New〜」はイントロが光田さんのキーボードから入ったが、私はイントロはアコギから入ってほしかった。このスタッフリクエストコーナーでピックアップされる曲目はどれも思い出深いので、できればアルバム通りに演奏してほしい。
本編ラストの「ふたり」でのライトハンド奏法は必見。アンコールでの「東京ブギウギ」でのギターソロはまた格別。要さんのギターは後半になればなるほどノッてくるような気がした。
客席からの鳴りやまぬ拍手と、いつまでたっても止まらない歓声に、「一言いわせて」と要さん。シーンと静まり返る客席に向かって、
「バーカッ」
「俺たちをそんなにノせるなよ。」と、大盛り上がりの客席に、嬉しさをそんな言葉で表現したようだ。
「九州のお客さんはいつも暖かく迎えてくれる。できるだけまた早くここに戻ってきます。今回は福岡での野外ライヴがないのが残念だけど、近くの大分で葉加瀬太郎さんや、米倉利紀さんとのジョイントがありますのでよかったら来てください。オレと葉加瀬が並んだら、誰が誰だか分からないんだから。葉加瀬がヴァイオリン持って、俺が弓もって、どっちがどっちか?なんてやってみようか?、ねぇ?、そんなこともやってみたいと思います(笑)」
そんな言葉で締めくくった小倉の夜だった。
END 8:48 pm
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