STARDUST REVUE 楽園音楽祭 2004

ゴー!ゴー!ゴー!(アーバンスタイル)

in 日比谷野外音楽堂

レポート

2004年8月22日(日) 開場16:15 開演17:00

アーバンな気分で どうぞ・・・

東京・霞ヶ関という官庁街や、銀座、新橋といった繁華街のど真ん中にある日比谷公園。都会の中のオアシスともいえよう。野外音楽堂はこの公園の中にある。ここのところ異常気象によって雨がまった降らず、半端じゃない暑さが続いた東京だというのに、今日にかぎって残念ながら曇り空の日比谷。

日比谷公園といえば、近くには検察庁、裁判所、そして弁護士会館などがあることから、映画やテレビドラマのロケにたくさん使われる場所でもある。私も学生時代に裁判の傍聴券取りや、ドラマのエキストラのバイトをしていたとき、集合場所はいつもここだった。

左;Beatles 「Abbey Road」 中央;Stardust Revue 「Goodtimes & Badtimes」  右;6月にLondonで撮った現在の「Abbey Road」の横断歩道 ※「G&B」のジャケット写真は神宮外苑だそうです。日比谷公園からは車で20分くらいかな〜

とにかく、何かと有名なところなので、私は勝手に「日本のAbbey Road」と名づけている(笑)。特にスタレビファンにとってはアルバム「Goodtimes & Badtimes」のブックレットの写真のロケ地としてあまりにも有名(だと私は勝手に思っている)だ。当日はきっとスタレビと同じ角度から写真を撮ろうと頑張っているファンがたくさんいるに違いない・・・と思いきや、そんな人は私くらいだった(笑)。でもジャケットの写真はどこで撮影したのか分からなかった。(これは神宮外苑で撮ったようです、という情報をいただきました。Startic Smileさん、ありがとうございます〜)もう一枚、要さんが噴水の縁に座っている写真があるが、これは日比谷公園内の噴水である。ちなみに、「Goodtimes & Badtimes」のジャケット写真はビートルズの「Abbey Road」をちょっと意識したものだと思うんだよね。

(左)現在の日比谷公園。噴水から出ている水がショボくて・・・ごめん。 (右)Goodtimes & Badtimesの歌詩ブックレットの中の写真

さて、最近は月に1度くらいしか足を運ばなくなった日比谷公園だけに、ひさびさにいろいろ探索をしてから会場へ。

会場に入ると、座席に敷いてください、とスポンジ製の座布団が手渡されるが、「私、立ち見なので・・・」とお返しした。あとで気づいたのだが、なんだかこの座布団スタレビ特製だったようで、グッズとしても売られていた。あ〜もらっておけばよかった、残念。

開演を待つ間、会場にはロックンロールがBGMとして流れていたが、聞いたことが無いような・・・。ふと頭をよぎったのはTHE WHOだけど、彼らの曲は有名な曲しか知らないので自信なし。オールマンズだったかなぁ?う〜んそんなBluesっぽくもなかったんだよな〜。ま、とにかくスタレビにとってここ野音での公演は18年ぶりということで18年前の曲が流れてたりするのかな、と思っていたけど、それだと86年、いや、そんな新しい感じじゃなくてやっぱり古めのロックだったと思う。(よくわからなくてすいません)

売店で飲み物などを買って座席に戻っていくお客さんの様子を眺めていると、アトリエZのTシャツを着たJohnnyさん(もちろん日本人ですよ)が前を通って行くではないか!恐れ多くも声をかけてみちゃおうかな、と思ったが、ギター&ベースの達人を相手に素人が何を話していいのかわからない。ただただドキドキしているうちに前を通り過ぎてしまい、その姿を目で追うだけでもう精一杯。自分の創ったギターやベースの音色、どんな気持ちで聴いていたのだろうか?

開演時間が近づいてくるにつれてゾクゾクと人も増えてくる。立ち見のお客さんも徐々に層を作りはじめ、だんだん私がいるところからはまったくステージが見えなくなってしまう。まあ、音が聞こえりゃそれでいい、なんて思っているうちに17時の予定を7分ほどすぎて、メンバーが登場したことにお客さんの歓声がそれを教えてくれた。最初の音が鳴るまでにずいぶん長い時間を要していたように感じたが、掲示板にお寄せいただいたレポートによるとこの間に「気合入れ」を行っていたそうだ。見られなかったことが残念だった。

<曲目リスト>

曲目

収録アルバム
M1 Baby, It's You VOICE(1986)
M2 Whisky A Go-Go RENDEZ-VOUS(1988)
M3 Goodtimes&Badtimes Goodtimes & Badtimes(1997)
M4 時の隙間 Style(2002)
M5 Joanna Heaven(2003)
M6 本日のスープ AQUA (2004)※収録予定
M7 想い出にかわるまで THANK YOU(1985)
M8 愛してるの続き Goodtimes & Badtimes(1997)
M9 木蘭の涙 SOLA(1993)
M10 ダニー・ボーイ DEVOTION(1999)
M11 上を向いて歩こう CHARMING(1986)
M12 MOONLIGHT PARTY 今宵はモダンボーイ(1982)
M13 星になるまで Goodtimes & Badtimes(1997)
M14 I Believe In Love Ladies & Gentlemen(1996)
M15 Find My Way AQUA (2004)※収録予定
M16 AVERAGE YELLOW BAND AQUA (2004)※収録予定
M17 流星物語 RENDEZ-VOUS(1988)
M18 RUNNING Ladies & Gentlemen(1996)
M19 と・つ・ぜ・んFall In Love THANK YOU(1985)
M20 Single Night SUPER DONUTS(1987)
ENCORE
EN1 銀座ネオン・パラダイス Best Wishes(1990)
EN2 電光石火で引き分け主義 Heaven(2003)
EN3 Gently weeps Heaven(2003)

いくらでも動ける立ち見の利点として、開演してからゆっくりビールでも買うか、と思って売店を見ると、なんとすでに閉まっているではないか。え?どーして?以前野音に来たときは開演中も売られていたのに・・・。これには少しがっくり。また場内はすべて禁煙というアナウンスもあった。こりゃライブを見る以外の楽しみはすべて奪われてしまった、てゆうか、ライブに集中しろよってことよね。


風が超〜気持ちいいっ

私自身、今回のライブは8ヶ月ぶりに見るスタレビだったということもあって、自分の中で今までのスタレビのイメージをリセットして(忘れちゃったというわけではないよ)素直に楽しむことができた。軽〜くインターバルを置いてみるのもたまにはいいかもしれない。その代わり、曲名がすぐに出てこなくて困った、困った。ははは。

17:07

オープニングはちょっとびっくり。イントロを長〜く、長〜く、待ちわびたファンをじらすようにしばらくジャムっていた。こういうの大好き!!!オープニングの「Baby, It's You」やっぱり人気の高い曲で、お客さんも大盛り上がり!

Baby, It's You
Whisky A Go-Go

もちろん、その後は、このイベントのタイトル「ゴー!ゴー!ゴー!」から、「Whisky A Go-Go」余談だが、最近たまたまロサンゼルスの旅行ガイドブックを読んでいたらこの「Whisky A Go-Go」というライブハウスが載っていた。有名なアーチストをたくさん輩出している世界でも有名な老舗ライブハウスなんだそうだ。タイトルはここから取ったのだろうか?いずれにせよ、楽しい音楽をいっぱい詰めて・・・という願いが込められているのかもね。

Goodtimes&Badtimes

やはり日比谷といえば、前述のように「Goodtimes&Badtimes」のアルバム歌詞ブックレットの写真につかわれたロケ地!この曲は外せないだろう。まだ、明るさの残る野音の中で、ホールツアーで観られるような、曲にあわせて凝った照明もなかったが逆にそれが新鮮だった。でもなんだか明るい中でノリノリになるのはちょっと照れくさいな。


ここで最初のMC。

「18年ぶり」となるここ日比谷野音でのライブ、都内ではなかなか「ぼくらにあった会場(苦笑)」が無いので、東京での野外が実現しなかった。やっと野音が抑えられて嬉しい、(野音は、場所柄、音楽イベントは基本的に日曜日しか貸し出さないのです。)といったような話しから、
今日のテーマは「短いMC」で、「ちょっと素敵なスタレビ」を魅せたい、
・・・という話がやっぱり「長くなる」(笑)。

「アーバン」とは裏腹に田舎から出てきた、スタレビの中でもっとも長距離通勤・・・ってちょっとかわいそうな紹介をされていた柿沼さんは、今回はリラックスシート(!)ではなくて、要さんの隣にいるではないか!今日の柿沼さんは「リラックス」させてもらえなかった(笑)。


時の隙間

この曲は「Style」に収録され、人気が高かったのにも関わらずツアーで演奏されなかったので、その後の夏イベントでは「補習」として演奏された曲。その後もあまり聴くチャンスがなかったのでとても嬉しかった!人と人の間からかろうじてみることができた岡崎さんの姿を見てびっくり。ギターがいつの間にかチェンジされている。アレは・・・もしかしてOvationというギターメーカーのAdamasというアコースティックギターではないだろうか!(Adamasのオフィシャルサイト)驚いて、思いっきり耳を岡崎さんのいるほうへ傾けてみる(笑)が、残念ながらAdamas独特のサウンドは耳にできなかった。それでもこの曲のもつ独特な雰囲気の中で、このギターを選んでくれたことが私にとってはとても嬉しかったのである。この先もし使ってくれることになればホールならばきっと聞き分けられるだろう。この曲が終わるとあっさりギターをスタッフに戻してしまうが、そのときにギターのバックを見ることができた。あのAdamas特有の凸は間違いないだろう。ホールツアーでの再会が楽しみだ。ぜひまた使ってね、岡崎さん!あ、要さんはずっと同じアトリエZのグリーンのギターだった。

Joanna

「風がやさしい〜」なんて歌って、気持ちいい風が吹いたりするとチビリそうだ、と、ゴールドメダリストを獲った北島くんみたいに、要さんも嬉しそう。今日の天気は曇り空で湿気は多いもののそれほど暑くなく、「この曇らせるのが大変だったんだよ」と、今までは一勝二敗で、週末ごとにやってくる台風の影響もあって今まで2度雨にたたられたという夏イベント。「さて、今日でタイにもちこめるかな・・・」

去年のイベントでの「オダレビ」に始まり、チャゲアスや、北海道での大泉洋さんとのコラボレーションという機会に恵まれたというスタレビ。来月リリースされる「AQUA」には、そんな「他人のふんどし大作戦」が詰まっているという。

そこで次の曲はみんなで「オーヴィアエ〜オ〜ヴィアエイアエ〜♪」と、これは「日比谷野音は最高だ」という意味だそうだ(笑)、コーラスをやってもらおうと、その「高音部」「低音部」のパートわけをどうするか、今まで誕生月とか血液型で分けてきたけど、今回はみんなの選択にまかせたい、という。そこで食べたいもの「カレーVSラーメン」、「マックVSモス」、「加藤あいVS阿藤快」「オレオレ詐欺VSレオレオ詐欺」(※レオレオ詐欺は電話で森本レオさんの物まねをするんだって)、「ヨン様VSスギ様」(昨晩ちょうど「冬のソナタ」の最終回があったというこの日に、柿沼さんが「昨日終わっちゃったね」とぼそっとつぶやくところが笑えた、柿沼さんってどーして普通の人みたいな感覚を持っているんだろう?)、最後に、「つけるならアデランスVSアートネイチャー」すると、みんなの視線が自然とVOHさんに・・・。照明もあたって「スポット抜くなよ!」とVOHさん。

ふと、ヤグラを組んだ高いところにいるスポット照明さんのほうを見上げると、みんな女性だった!こんなところでハードな仕事を女性たちががんばっているとは、なんだか嬉しくなった。

本日のスープ

結局、「好きなほうを歌っちゃってください」と要さんに言われたので、どうなることかと思っていたら、意外にも難しい「低音パート」のほうが多かったので、音痴な私は迷わず「高音パート」をチョイス(笑)。岡崎さんはテレビでも披露されたOvation社のAdamas型のマンドリンを演奏。でも私のいた位置からではあまりその音が聞こえなくて残念。


「久々にやるので『本日の歌詩』になるかもしれない」と不安そうなことを要さんは言って・・・

想い出に変わるまで

2001年の「NO BALLADS」ツアー以来、今のメンバーとなってからは初めて聴く「想い出に変わるまで」。歌詩は・・・たぶん大丈夫、あ、いや、オリジナルと同じだったような気がする。

愛してるの続き

イントロで、妙な音(笑)が出てるな・・・と思ったらギターだった。この曲を聴くのはそんなに久しぶりではないだろう、と思っていたが、調べてみると98年の横浜アリーナのライブ以来だったようだ。6年ぶりだというのについ最近のことのように感じてしまうのはどうしてだろう。(う〜ん、その後1度やっているように記憶しているが・・・思い出せません。悔しい。)ドラマの主題歌(TBSの昼ドラ)になったくらいなので、もうちょっと演奏される機会があってもいいはずなのに、なぜか温存されている曲。もったいない。

このあたりから、徐々にあたりが暗くなっていく。

木蘭の涙

ピアノの伴奏で始まり、気が付くとキーボードの添田さん以外、メンバー全員楽器から手を離して歌っていた。


「人の心がすさんできたなと思うような事件が多くなって・・・。」と要さんが話し始めると、空には警視庁(24時間テレビの日テレ中継ヘリかも)のヘリが飛んでいたりして、なんともいえないシチュエーション。アイルランド民謡としても知られ、母親が戦争で家を出て行ってしまった息子をしのぶ、とても切ない内容の歌詞になっているこの歌をアカペラで。それでもやっぱりいまだに悲しい闘争が続いているアイルランドとイングランドはどうしても仲良くなれないんだよなぁ。もちろん、スタレビファンにとっては2代目キーボーディストの光田さんが残してくれたすばらしいコーラスアレンジとして、ずっとこれからも歌ってほしい歌でもある。

ダニー・ボーイ(A cappella)
上を向いて歩こう(A cappella)

NHK「夢・音楽館」に出演したときにSkoop On Somebody、上戸彩さんと一緒に歌った「上を向いて歩こう」は、その後のライブでSkoopさんもレパートリーに入れるようになったらしい。なんだか次の世代に受け継がれているようで嬉しい。


「小躍り系」と言われて始まったこのコーナー、柿沼さん、VOHさん、そしてオオトリで要さんがそれぞれヴォーカルをとって歌おうという。てっきり私はVOHさんが「Moonlight Party」、「星になるまで」を柿沼さんが歌っちゃったりするのかな〜と思ったら、そのままだった(笑)。「オオトリで。。。エ゛ッ」と要さんが曲紹介をすると「それは鳳啓介ですか・・・」と柿沼さんにしっかり突っ込まれていて、ずっこけていたのが笑ってしまった。

MOONLIGHT PARTY (Vo: 柿沼さん)
星になるまで 
(Vo: VOHさん)
I Believe In Love

「I Believe In Love」の前には鳥の鳴き声のようなSEが流れ、ちょっとポルトガル語っぽいアドリブでボサノヴァ風に要さんが歌ってから、「ラララララ〜」というコーラスで始まる、と毎年のようにこの曲は夏イベントで演奏されているが、また新しいアレンジで嬉しい!


さて、いよいよ新曲の披露だ。実はとっても楽しみにしていたのだ。最初は「Lost My Way」というタイトルで創ってから、脚本家の野依さんという方に見てもらったら「もっと前向きな詩になっている」と言われ、タイトルを「Find My Way」にしたという。

Find My Way

最初のコーラス、いい仕事している(笑)。とても6人とは思えない細工がほどこしてある。最後のコーラス部分はみんなで両手を広げて「Lay up your hands on 〜♪」と歌っていた。(Lay up your handsは「両手を広げて」、という意味らしい。)

9月に発売が迫ったニューアルバム「AQUA」であるが、ジャケット写真を撮ったところは、「静岡の砂丘で、え〜・・・」と言いかけると、客席からいっせいに「中田島!(だったと思う)」と声がかかる。なんでみんな知ってるんだろうか?さすが。

今回は「セルフプロデュース」という形をとり、すべて「やりたいようにやらせてもらった」アルバムになったそうだ。自分たちのことを歌った曲を1曲創ったと紹介された1曲。イギリス・スコットランド出身の「Average White Band」という白人のファンクバンドがあるが、すばらしいバンドなのに「平均的な」と謙遜したバンド名をつけている。(本来ファンクは黒人のものだからこういうバンド名をつけたんだと思う。)そこで、Whiteを黄色人種のYellowに当てはめて、「平均的な日本のバンド」という曲を創ってみたそうだ。発想としてはYMO(Yellow Magic Orchestra)みたいなもんだと思う。「70年代オヤジだからすぐにマネしちゃうんだよね」と要さん。

AVERAGE YELLOW BAND

この曲の前に、歌詞の朗読があった。小田和正さんに「そういうところを直せ」と言われたのに、やっぱり直らない自虐的な歌詩。「継続なんか力じゃない」とか、「平均的な」といいつつ、なんだかちょっと平均を下回っちゃうじゃんか、という歌詞になってしまっていて笑えた。曲としては、ファンクではなくて、イントロがヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」みたいなとっても派手なロックンロール。要さんもギターを弾く手をピート・タウンゼント(ザ・フーのギタリスト)のようにぐるぐる回す、ウインドミル奏法までやっていた(笑)。

よく「80年代アーチストのコンピレーション盤とかに自分たちの曲が入っていたりする、そういうのは嫌だ!」と要さん。どうしてかというと、「俺たちはずっと売れてないんだから。こういうアルバムに曲が入っているとまるで昔は売れてたけど、今は落ち目になったみたいに思われちゃうジャンか」。それって、売れてないバンドなりのプライドがあるということ?(笑)。とにかく「今は落ち目」って言われることが一番嫌なんだろうね。世間一般に売れてようと売れてまいとファンにとってはどうでもよかったりするんだけど、でも一番声を大にして言いたいのは、スタレビよりずっと売れてないバンドなんて星の数ほどいるし、そんなアーチストを支持しているファンだってたくさんいるってこと。上をみちゃうとキリがないけど、もちろん、謙遜してるだけってことは分かっているんだけどさ。でもちゃんと最後にはそんなスタレビを好きでいてくれるファンに対して、「これからもよろしくお願いいたします。」と、ちゃんとフォローもあったのはさすが。

「流星物語」はやはり人気の高い曲の1つ。印象的なイントロが流れると、歓声もひときわ大きかった。すっかり暗くなった夜空の下で聴くこの曲は最高である。

流星物語
RUNNING

「と・つ・ぜ・んFall In Love」のときには、バズーカ砲がど〜んと打ち上げられ、空を舞う銀紙のテープがとてもキレイだった。帰りぎわ客席を見渡してみたらこのテープがあまり落ちてなかったので、みんな記念に持って帰ったんだろうなぁ。曲の合間に「ワイパー」と呼ばれる、両手を左右に振る振り付けを、スタレビ独自のものになんとかできないか、とチョキの形でカニさん、とかいろいろな振り付けコーナーがあったんだけど、んー・・・あまり盛り上がらず(苦笑)。

と・つ・ぜ・んFall In Love

最後は18年前にも演奏した曲でしめた。前回のツアーの「SUPER DONUTS」バージョンとは違い、イントロがあっさりめのシングルバージョンに近かったと思う。

Single Night

19:48


19:50

アンコール

銀座ネオン・パラダイス

「銀座ネオン・パラダイス」あらため、「日比谷ヤオン・パラダイス」!歌詞は「銀座」のままだったと思うけど。まあ、日比谷と銀座は近いからご当地ソングともいえるかもしれない。

電光石火で引き分け主義

とうとうこの曲はアンコールに持ってくるまでに出世したのだ!(笑)。この曲でもガンガン見せてくれた「ウインドミル奏法」!今までここまで完全に腕を回している要さんは見たことがなかったのでちょっとびっくりした。そのうちギター破壊しちゃうんじゃないかなんてね。でも高いギターだし、アトリエZのオーナーの目の前で出来ないか(笑)。

「東京という横柄な場所で、みんなに育てられた」と要さん。「そんな中でもいつも普通でいることが大事だと思う」といいつつも、「いつかサザンやユーミンになりたいと思った」こともあったとか。

ここでデビュー前、アマチュア時代のエピソードを語ってくれた。とある有名な事務所がアマチュア時代のスタレビの演奏を聴いて、名前を言えば誰もが知っているビックなアーチストのバックでプロとして演奏をしてみないか」とスカウトされたことがあった。そこでメンバーに相談したところ、「何でオレたちが人のバックでやらなきゃならないの?」と柿沼さんに言われた。そのときの要さん、気持ちは「目から鱗、胃から金魚」だったという(笑)。今日、こうしてスタレビが存在するのは柿沼さんのおかげかもしれない。感謝!!

Gently weeps

20:17

最後はギターを持たずに歌っていた。「Heaven」の最後に収録されている曲、この曲も人気がありながらツアーでは演奏されなかったので、ここで聴けてよかった。でも野外で、それもクライマックスに聴くにはちょっと寂しすぎるなぁ、と感じた。タイトルからどうしても「George Harrisonの死」を連想してしまう。こういった曲はホールでじっくり聴きたい。

帰り際、よく冷えた「アミノバリュー」をまるでマラソンの給水所のように受け取った。乾いていたのどを潤すにはちょうど良かった。

ちょうど曲が終わる頃、ポツポツと雨が落ちてきた。「さっきまで止めておいたのに・・・」と要さんもちょっと残念そう。でも、まだ「夢伝説」を演奏してないから終わりじゃないだろう、なんて思ったら結局最後まで無し。雨のために終わらせたのか?とも思ったけど、やっぱりもともとリストに入ってなかったようだ。2003年のステラシアターと同じく「夢伝説」も「今夜だけきっと」も演らないスタレビ。冒頭に書いたように、自分自身はこれまでのスタレビの想い出をリセットした気分で臨んだので、久々に過去の名曲が聴きたかったというのが私のもった正直な感想。しかし、たとえ過去の代表曲を演奏しなくてもほとんどのファンからそういった声はなかったように感じるのは、スタレビは決して「懐メロバンド」ではなく、現在進行形の「現役」であることの”証し”かもしれないな、などと自問自答しながらも、でも自分の中ではやっぱり「もうチョットなんか足りない」ものがあった。「野外ならでは」というところで、「リゾートスタイル」と比べてしまうとこれまで凝らしてきたような工夫が残念ながら今回はあまり見られなかったように思う。・・・と、こう厳しいことを言いたくなってしまうのは、スタレビだから。最初からそんなに期待してない他のアーチストのライブだったらなんとも思わないんだけれども(笑)。でも、本当は、こう、どこか冷めていて、アンニュイなところが、テーマ「アーバン」つまり「都会的」にぴったりだったのかな。

・・・と、いろいろ考え出すときりが無いので降り始めた雨が強くならないうちに急ぎ足で駅に向かったのだった。


つたない駄文を読んでいただいてありがとうございます。

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