北海道スペシャル(その1)

1999年8月29日タワーレコード札幌ピヴォ店 16:00〜16:55

スターダストレビューさんです!


「スターダストレビューさんですどうぞ!」

という司会の女性のご紹介で現れたのはアコースティックギターを持った根本さんただ一人。

知らない人が見たら「この人が"スターダスト・レビューという名前の人"なのか、と思うかもしれない。

タワーレコードには人人人。

総勢300人くらいはいたであろう。その人も時間の経過と共にどんどん増えてきて警備員が現われるほどになった。

「すごいねぇ、マラソンもあるのによくここにきてくださいました。」と根本さん。たくさんの人が集まってくれて嬉しそうだ。

※ちょうどこの日の沿道は北海道のマラソン大会でタワレコの前の通りは通行止めだった。

「普段は一段重ねなのに、今日は二段重ねだよ。」なんのことかというと、ステージ上にある足元の台が1段だと後ろからは全く根本さんの姿が隠れてしまうので(理由は説明しなくてもいいよね;笑)、2段重ねていたことを差していた。後から聞いたら他のアーチストの場合も2段重ねているらしい。(根本さんだけじゃないよ)

「スタレビメンバーはいつもは700人くらいいて、いつも5人のピックアップメンバーでやっているバンドなんだ」と冗談を交えて自己(事故?)紹介をするが、いまいち受けない。「いつも700人くらいなんだ・・・」と信じてしまっている人もいるのでは。(笑)

「北海道はずっと来たかった。ここに来るまでにはさまざまな人にご協力いただいて本当に感謝してます・・・ってこのままだと話しだけで終っちゃうよ。」

「マラソン以上の感動を与えられるかわからないけど・・・」

「やるよ」

「・・・」

「ん?」とかなんとかいいながら、なかなかはじめてくれない。ふと、ステージ横のブースを観るとそこには三谷泰弘(esq)さんが。ガラス越しではあるが、じっと根本さんの様子を見守っている。

M1 夢伝説 (Acoustic Version)

ちょっと声が枯れていたので、昨日飲みすぎたんじゃない?なんてファンの声もちらほら(笑)。軽く指で拍子をとりながら見ていた三谷さんは「夢伝説」が終るとesqのライブの準備があるらしく帰っていった。そんな根本さんを見る三谷さんの姿に非常に感動してしまった。三谷さんのいた頃のスタレビを知る私にとってこの様子は非常に嬉しかったのである。

札幌でのライブ・・・それはVOW WOWから始まった。

サウンドキャンプというイベントで最初にBOW WOWのライブ、真中にスタレビが演奏、そのあとアマチュアの演奏。それってひょっとしてアマチュアの前座?

前座といえば、群馬県ではさだまさしさんのフィルムコンサートの前座があった。俺たちはナマなのにシーンとしている。それはおかしい、だって「ライブはナマものだろ?」と根本さん。

次の曲は夏の終わりの曲で・・・

「なんかこうやって一人でやると嘉門達夫になったみたいだ。」

一人でやるとちょっと手を抜いても他のメンバーがいるから大丈夫だった。ふと見ると息抜きしてるメンバーがいたし。いかに今までバンドでいいかげんなことをやってきたのか分かるとか。

M2 Stay My Blue 〜君が恋しくて〜

おとといまでPacific Heaven Club Bandっていうのをやってたんだけど・・・と言いかけると、客席から「行ったよ〜」という声が。それに対して、「(わざわざ北海道から観に行くなんて)バッカじゃねーの!」と根本さん。

STVでレギュラーやっているので北海道の方にはおなじみのKANちゃんが、テーマ曲を作った。タイトルはずばり「Pacific Heaven Club Bandのテーマ」曲はともかく歌詞が最初めちゃくちゃで却下された。

森高さんの部分♪身重の私だけどちゃんと歌えるかしら♪ という歌詞の部分を彼女に見せたら、

「ダメ」と言われた。

「ダメだってよ、要さん」と報告してきたKANちゃんに対し、「まるでオレが千里にけしかけてるみたいじゃないか」と怒る根本さん。

大阪では、森高さんが出ないというハプニング。そうしたら、200人が払い戻しをした。会場となった大阪城ホールということろは来るだけでも交通費もかかるし、大変。たとえお目当ての人がでなくても、「ま、いーか」って普通観ていくハズ。さすがなにわの商人だなと感心。

さて、幕をあけると根本さんのギターでカッコよくじゃじゃーん「私がオバさんになっても」のイントロ。

で、メンバー全員で土下座。「申し訳ありません(森高さんは出ません)」そのあと、じゃあ、根本さんが歌ってくれとこの曲を歌うことになった。「渡良瀬橋」はキーが高い。一昨日はハンドマイクで出てきてカラオケ状態。1番を歌い終わったときに2つキーを下げようかと思った。そんな大阪城ホールでの出来事。

M3 渡良瀬橋(ワンコーラス)

いろんな曲が流れているCD屋に行くのが好きだという話。自分が知らない歌を知ることができるというのは新しいものに出会えたようでうれしい。ここからここまでってメーター買いしちゃうとか。(それって山下達郎さんのエピソードじゃないの?)

というわけで、CDショップにいるような感覚で凝視しないで、何気なく通りすがりに聴く感じで聞いてくださいと・・・

M4 A Song For You

「ウチで歌うともっと上手いんだけどなぁ。(笑)」

さて、北海道には「梅雨」がないっていうのを知らなかったという根本さん。ほかにも北海道には不思議なことがいっぱい。

なんで北海道の人は過去形でしゃべるのか?
例えば、宅配便のお兄ちゃんが荷物を届けるときに、
「こんにちはー!クロネコヤマトでした。」
(ってどうして「でした」なの?「クロネコヤマトです」じゃないの?)
喫茶店などにて、
「何名様でしたっけ?」
(「でした」っておまえは知ってたんか?「何名様ですか?」っていうのが普通だろ?)

沖縄ではご飯にゴミが入ってたりして、オバサンに「ちょっとここにゴミ入ってるじゃない」っていうだろ?するとこういい感じ黒く焼けたオバサンが出てきて「あれ?なんでかねぇ?」って言う。ゴミが入っていたのは自分の知らないところで偶然起きた出来事だといいたいらしい。それで、「これじゃ食べられないじゃない」って言うと「だからよぉ〜」だって。沖縄の人は「なんでかねぇ?」と「だからよぉ〜」ですべて終わらせてしまう。

こうやって、何も考えずにしゃべっていると、自分で自分の言葉にはまっちゃうってっことがある。

ウチのバンドは、ドラムは寡黙で優しい言葉をかけるとにこにこする「サボテンみたいな人」(寺田さん)、ひかる一平みたいな人(柿沼さん)、あかべこみたいに首をふる三谷、そして箸休めにVOH。そんなバンドだったんだ。全員がB'zの稲葉みたいな顔だったらどこみていいかわからないだろ?松本孝弘くんはいいポジションだよなぁ。

今までのライブの最長記録は1000回記念前夜祭ライブの3時間54分。メンバー紹介だけでなんと1時間。たまたま一番前にいた外人サンに"TOO MUCH TALK(話しが多すぎ)"といって帰られてしまったとか。

M5 ケンとメリー〜愛と風のように〜

この前「ビック」っていう唐沢くんのミュージカルを観に行った。そこでスターダストレビューの根本さんです、と紹介されたら、「あの神の声・・・」といわれた。非常に嬉しかった。

「北海道の夏の涼しい気候の中で、ぜひ野外をやりたい。商店街でもなんでもいいから働きかけてください。(笑)」

前に打ち上げでビール園にいったときはビールが飲めなかった。今は飲めるようになった。自分も大人になった。身長は子供だけど、ほっとけ。

11月下旬にアカペラアルバムを出す。アカペラアルバムにしてはたくさんの曲数が入っている。

「一曲が短いんだよ。」

普通のアカペラではなくて、ヴォイスオーケストレーションっていう形になる。楽器をいれて、「声」の持ついろいろな魅力を引き出すような感じになるらしい。得意なWhite Christmasのハンドベルも聴けるようだ。「タイトルは未定だけど、寺田にでも聞いてくれよ、彼の心の中に秘めたタイトルがすでにあるのかもしれない。」

さて、ようやく、シングル「どうして」のセールストークに。

特徴その1 このシングルは21分40秒入っていて収録時間ギリギリ。

特徴その2 カラオケバージョンは普通のとは違う。普通は声の部分をカットするだけ。この「どうして」のカラオケは、それぞれの楽器の音に注目して聴けるようにしている。今まで声が邪魔で、寺田さんのドラム、柿沼さんのベースが聞こえなーいという苦情がここで解消される。

M6 どうして

「この後は三谷さんのライブでお楽しみください。(笑)どうもありがとう」(根本さん)

とインストアイベントは正味(?)約50分で終了。余韻を楽しむ間もなく次のライブへ急ぐ人も多かった。

[感想] 演奏そのものは結構粗削りで、これがスタレビだと思われるのは不本意だといえるものだったが、根本さん自身は札幌に来られてうれしい。ファンも来てくれただけで嬉しい。そんな「気持ち」の通ったライブだったような気がする。なんか暖かかかった。こんなに人が集まるとは意外だった。

・・・・・・・・・・・・お・・ま・・け・・・・・・・・・・・・・

場所を移して三谷さん(esq)のライブ

「今日はマラソンの中あっちからこっちへお疲れ様でしたね。私も根本先生のインストア観てきたんですが、ちょうどマラソン中でね、こっちに戻ってくるのが大変だったんですよ。」と両者リンクしてるのがおかしかった。(笑)(後のラジオ番組で言っていたのを聞いてわかったのだが)要さんも客席にいらしたようだ。一曲ごとにその曲にまつわるいろいろな話しをしてくれるのがいい。特に、サイモンとガーファンクルの解散の理由、「ガーファンクルの才能へのサイモンの嫉妬説」の逆説から繰り出す逸話などは非常に興味深かった。


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